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ファナック株式会社 (FANUC CORPORATION)

ロボショット α-SiAシリーズ 130トン機、220トン機

当社は電動式射出成形機ロボショットα-SiAシリーズに、型締力130トンと220トンの2機種を新たに追加し、15トンから300トンまでの9機種のラインアップを完成しました。追加した2機種は、それぞれ金型搭載エリアをクラス最大サイズとし、自動車部品など大型化・複雑化する金型に対応可能としました。

同シリーズ共通の特長として、当社の最新CNC装置と当社サーボシステムを用い、優れた成形性能と安定性を実現しています。また、当社ロボットとの親和性に優れ、レベルアップした専用ソフト(ロボショットリンクi)により、ロボショットとロボットを一括管理、成形品検査画像の同時収集も可能とし、トレーサビリティ対応への可能性を示しました。

また、ロボショットに搭載することで二材成形への対応が可能となる、第二射出装置を開発しました。電動射出成形機ロボショットと同一の当社CNCを専用装備し、ロボショット同様の成形性能、安定性、操作性を実現しました。また、ロボショット本体の操作画面から操作することも可能としました。

130トン機
130トン機

2015年4月14日、15日の二日にわたり本社で開催された2015年新商品発表展示会では、130トン機に、第二射出装置を搭載し、自動車部品の二材成形を成形実演しました。機能要求の異なる二種類の樹脂材料を、一つの金型の中で成形することで、高付加価値成形と組立工数削減の両立をアピールしました。また、ロボットとビジョンを用い、得られた成形品を画像によって良否判別した後、自動箱詰めするシステムとして提案しました。

220トン機
220トン機

220トン機では、ロボットによる自動車部品のインサート成形を実演展示しました。印刷済みのフィルムをロボットが掴んで金型内にインサート、一体成形を行ない、後工程不要のシステムを提案しました。ビジョンによって、インサート部品の重なりチェックと掴み位置ずれ補正を可能とし、精度の高いインサート成形システムを提案しました。

また、会場内のロボショットとロボットは、全てロボショットリンクi に接続、成形工場のさらなる見える化を実現し、本発表展示会の基本コンセプトである、「サービスファースト」、「ワンファナック」を具体的にアピールしました。

(2015年4月新聞発表)