プロジェクトのはじまりは2016年。より高度な加工性能はもちろん、環境負荷低減や労働力不足への対策、工場全体の最適化、それらのために必要なデジタルサービスを含む利便性の追求など、CNCへの要求が複雑化してきていることをひしひしと感じていた頃でした。
当時、多くの社員も同じように、『既存のCNCの延長線上で開発を行うだけでは、いずれは要求に応えられなくなる時が来るのではないか』という危機感を抱いていました。そんななか召集されたメンバーは、私を含む6名。最初は小規模なプロジェクトチームからのスタートだったんです。