ロボドリルの簡単省エネ設定
2026/10/22
機能紹介
省エネは「設定が難しい」「手間がかかりそう」と感じていませんか?ロボドリルには、簡単に省エネ運転を始められる機能が用意されています。ここでは、6つの省エネ機能についてご紹介します。
目次
概要
下表に、6つの省エネ機能の概要を示します。「どんな現場で活躍する?」の欄を参考に、お使いのロボドリルの運用に近いケースがあれば、まずはその機能から省エネに取り組んでみてください。
| 区分 | 機能 | 何を減らす? | どんな現場で活躍する? |
|---|---|---|---|
| 加工中 | 省電力モード | 加工中のモータ消費電力 | ライン内待ちがあり、多少サイクルタイムが伸びてもよい加工を行っている現場 |
| 待機中 | 自動電源遮断機能 | 夜間・休憩中の待機電力 | 無人運転のあと、電源切り忘れが起こりやすい現場 |
| エア | 主軸エアパージ間欠動作 | 主軸エア用の圧縮空気 | 短い加工+段取り待ちが多く、エアの吹きっぱなしが気になる現場 |
| 照明 | 機内灯自動消灯 | 機内灯の消費電力 | 止まっているのに機内灯がつきっぱなしになりがちな現場 |
| 潤滑 | 自動潤滑停止 | 自動潤滑装置の消費電力と油脂の使用量 | 待機時間が多く、動いていないのに潤滑が発生しやすい現場 |
| クーラント | クーラント自動停止 | クーラントポンプの消費電力とクーラントの使用量 | 段取り替えやワーク待ちが多く、クーラントを流しっぱなしになりやすい現場 |
省エネを始めるには?
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Step.1
操作盤の右上にある
を押す
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Step.2
[生産管理]
を選択
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Step.3
を選択
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Step.4
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Step.5
※DiB、DiB Plus、DCシリーズの場合
各機能のポイント
省電力モード
モータの加減速をあえて緩やかにし、ピーク電流を抑えることで、加工中の消費電力を低減します。ライン内で他工程の待ちが発生しており、サイクルタイムに少し余裕のある加工に適しています。
下図は省電力モードをONにした時とOFFにした時の消費電力とサイクルタイムを比較した図です。省電力モードを使用すると、サイクルタイムが+10%となる一方で、消費電力は20%削減できました

※弊社基準プログラムでの実測結果です。加工プログラムにより、効果は変動します。
自動電源遮断機能
加工プログラム終了時やアラーム発生後に、約5秒でロボドリルの電源を自動OFFします。終業前に最後のプログラムをスタートしておけば、オペレータが終了を見届けなくても、加工終了後に自動で電源をOFFできるため、切り忘れによる待機電力の無駄を防げます。また、異常発生時も自動的に電源を落とすことで、ロボドリルが動作状態のまま放置されることを防ぎ、安全上の不安を低減します。夜間の無人運転や人手の少ない時間帯などに効果的です。
主軸エアパージ間欠動作
加工中は主軸エアパージで切粉や粉じんなどから主軸内部を保護しつつ、加工終了とクーラントOFFから一定時間後にエアパージを自動停止します。主軸の保護が必要な運転中はエアを流し、不要な待機中は自動的に止めることで、圧縮空気の無駄な使用を減らします。短い加工を繰り返しながら段取り待ちやワーク待ちが発生する現場などで役立ちます。
機内灯自動消灯
操作盤のボタン操作が一定時間行われなかった場合に、機内灯を自動的に消灯します。消灯後も、オペレータが機械操作盤のいずれかのボタンを押すだけで機内灯が自動再点灯するため、使い勝手を維持できます。さらに、オペレータの作業中(ドライランON時、シングルブロックON時、ドア開時のいずれかの状態)は自動消灯させない設定にできるため、工具軌跡の確認や治具交換・清掃といった作業中は明るさを確保しつつ、離席中や無人運転の消し忘れなどを防ぐことができます。
自動潤滑停止
ロボドリルの自動潤滑装置は、「一定時間が経過したとき」または「軸が一定距離を移動したとき」に潤滑を行います。省エネ制御では、「一定時間経過」での潤滑について、軸が停止している間は給脂を保留し、次に軸が動き出したタイミングでまとめて潤滑を行います。これにより、ボールねじなど機構部品の寿命や加工精度を守るために必要な潤滑量は確保しながら、自動潤滑装置の消費電力とオイル・グリースの使用量を抑えることができます。段取りや待機が多い現場で、消費電力と消耗品コストの両方の削減に効果があります。
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