ロボナノ α-NiAシリーズのラインアップの拡充
2019年4月8日
市場のニーズと加工の生産性を考慮した2機種
昨年(2018年)発売したロボナノ α-NMiA は、同時5軸制御を実現するマシニング系超精密加工機でミリング加工、引き切り加工に特化していました。適した加工ターゲットとして、自動車用光学金型(ヘッドアップディスプレイ金型など)、装飾金型および部品(ホログラム金型、高級時計部品)があります。
今年(2019年)ラインアップに追加するロボナノ α-NTiA は、ITまたは車載関連カメラ用のレンズ金型加工に適した3軸の超精密加工機で、旋削加工に特化した機械です。そのため、高精度、高生産性の各種レンズ金型加工を実現します。
ラインアップの拡充により、小型のレンズ金型から、A4サイズレベルの大型の自由曲面形状(自動車、装飾関連)まで幅広い加工ターゲットにおいて、顧客の生産性を考慮したニーズに合わせることが可能になりました。
使いやすさの向上機能の強化
ロボナノ α-NiAシリーズでは、ファナックの Panel iH Pro表示機と iHMI画面で作成された専用操作画面に、超精密加工に使用する測定装置の画面を取り込み、観察、操作致します(機能名: Smart M-Setup)。
それにより、複数のモニター、配線が不要になり、加工段取りを簡単化致します。
また、ロボナノ α-NMiA に、専用の機上計測機能(機能名: Smart M-Form)を追加して、機上からワークを外すことなく、形状精度の測定、補正加工まで可能になります。そのため、形状測定のためのワークの脱着が不要になり、使いやすさを向上致します。
出荷開始時期: 2019年4月
以上
(2019年4月発表)