FIELD system Basic Package
アップデート内容
2023年3月から発売を開始しておりますFIELD system Basic Packageは、定期的に機能追加が行われています。ここでは、最近追加された機能をいくつか紹介いたします。
FIELD system Basic Package v3.2 追加機能(2025年9月提供開始)
ユーザ認証機能の強化
LDAP認証およびKerberos認証によりユーザアカウントを統合
ブラウザを閉じた後もログイン状態を維持し、再ログイン時の手順を簡略化
FIELD system Basic Package v3.1 主要追加機能(2024年9月、2025年4月提供開始)
1. サーボデータ連携機能追加
AIサーボモニタ、サーボビューアへのサーボデータ供給データ基盤
特徴
FIELD system Basic PackageでFANUCサーボデータを収集し、当社商品のAIサーボモニタおよびサーボビューアにデータを提供
2. CNCプログラム転送、マクロ変数APIの追加
CNCへのファイル転送APIおよびCNCマクロ変数読み書きAPIの提供
特徴
当社製CNCのCNCプログラムの上位システムへの転送
当社製CNCのパラメータ、マクロ変数などのバックアップとリストア
3. 設備点検機能の追加
設備の点検記録の入力と管理を行うアプリの提供
特徴
設備にかかわる点検記録を点検種別に入力し管理、周辺機器の点検作業にも対応
現場での入力を容易にするUI(タブレットやタッチパネル)
点検結果の承認管理および履歴の管理
4. Modbus TCP対応
Modbus TCPサーバ(スレーブ)機器を接続可能
特徴
Modbus TCP対応機器から継続的にデータ収集
・ 収集したデータは時系列で記録/集計され、外部から利用可能
Modbus TCP対応機器を外部I/F経由で直接制御
・ MESからOPC UAで任意アドレス読書き
・ 社内システムからHTTPSで任意アドレス読書き
5. 機械状態監視(ビジュアルアシスト)連携
FANUC CNCオプションの機械状態監視(ビジュアルアシスト)機能と連携、Factory Visualizerの画面でライブビューや操作履歴、録画再生が可能
特徴
Modbus TCP対応機器から継続的にデータ収集
・ 収集したデータは時系列で記録/集計され、外部から利用可能
Modbus TCP対応機器を外部I/F経由で直接制御
・ MESからOPC UAで任意アドレス読書き
・ 社内システムからHTTPSで任意アドレス読書き
6. MT-LINKi設定取り込み
MT-LINKiのCNCとRobotの設定取込機能を追加
特徴
MT-LINKiからバックアップした設定ファイルをFsBPに取込むことができ、設定移行が容易
7. Utility Toolbox
CNC・ロボットのバックアップのスケジューリング機能を提供
バックアップ履歴の表示
特徴
・ 設備単位でバックアップ状況を表示
・ ロボットのバックアップファイルの取得操作の容易化
・ スケジューラ設定の操作性の向上
FIELD system Basic Package v3.0 主要追加機能 (2024年3月提供開始)
1. CSVファイルデータ連携機能の追加
FIELD system Basic Packageの2つのデータベース(コモンデータ, イベントデータ)のデータをCSV形式のファイルとして、ネットワークにある共有フォルダにファイルを保存する機能
特徴
コモンデータベース、イベントデータベースのデータが対象
スケジュール機能を併用し、バッチ処理で実行可
同一ネットワークの共有フォルダに直接ファイルを保存
2. 他BOX接続(100台接続)
Factory Visualizerのデータソースとして他BOX(FsBP)のAPIを指定可能、Factory Visualizerの画面で他BOXのデータ参照を設定